テレビ広告のこれだけは知っておいいて下さい。見積もりを出す前に
テレビ広告に興味がある、出したいなあとおもう方は必見です。ちょっと長いですが、
(書くのもたいへんでした、)
★テレビ媒体の特性とは
子供からファミリー、高齢者にまで影響力を発揮できる。
(字の読めない人でも、音がが聞こえない人も観る唯一の媒体です。)
全国規模で、その地方で、瞬時に広められる「速く、広く、強引に」、知らしめる媒体。
新商品の急速な認知の拡大や、広告主様のイメージの浸透や
イメージチェンジ、アップには非常に威力を発揮します。
音声と動画(視覚・聴覚)に訴えることにより、
商品やサービスの具体的な特長を訴求することができる。
また一般に媒体としての信頼が確立されており、
テレビという媒体に露出することで広告主や商品、
ブランドに対するメジャー感、信頼性も獲得できる。
一方でテレビによって流行が伝播、増幅されるという側面もあるため、
広告主や商品に対し、活動的で旬なイメージを持たせることができる。
マス4媒体(新聞・雑誌・ラジオ)の中で最も金嵩がかかりますが、
その分訴求効果は強力な媒体です。
★テレビCMの種類は「番組提供CM」(タイムとも呼ばれる。)と「スポットCM」に分けられる。
「タイム」は文字通り番組を提供する広告主がその番組中に挿入するCMのこと。
申し込みは基本的に2クール(6ヶ月)以上となっている。
「番組提供CM」が固定的・継続的に売買されるのに対し、
「スポットCM」は番組の合間(ステブレ)や番組の中(PT)に複数の時間帯や曜日を組み合わせるCMで、短期間(3日間とか1ヶ月間)
の申し込みもできる。
機能や効果も大きく違うため、使い分けが必要。
★番組提供CM(タイム)とは 広告主にとって「タイム」のメリットは、
●提供スポンサー(提供クレジット※番組の前か後に、提供は何々でしたと、
社名を声を出したり出さなかったりしますが、どこがメーンでお金を出しているか
判りますのでその気で聞いてください。もちろん声を出しているところがメーンですよ)
ということでの信頼感を醸成できること、
●番組内容の評価やイメージと相乗効果が見込めることである。
●視聴者の傾向(女性向け、年寄り向け、と言うふうに)で絞込みがスポットと比べて差がある。
マイナス面は、
●まず金額が高い。(電波料+番組制作料が含まれてきます)
●本数が少ない。(1曜日提供の場合ひと月4.3本しか流れない)
この不景気の時には
タイム(番組提供)より番組制作料を負担しないスポット広告に傾いています。
タイムも、放送するエリアによって(全国ネット)、
「ローカル提供」(各局エリア内のみの放送)に、
また番組スケジュールで、
「箱番組」(毎週同じ曜日・時間に流れる番組・・・ドラマなど)、
「ベルト番組」(月~金など週を通じて同じ時間帯で放送される番組・・・ニュースなど)、
「特番」(ある日、時間帯に特別枠を作って放送される番組)と分ける。
番組提供CMでは、1本のCMの長さは30秒
ただしCM素材の関係で15秒を2本流す(2階建て)と言う)ということもよくある)
1社単独提供の場合は、60秒の放送をすることもある。
★F1層、M1層とは
テレビでは視聴者について独特の区分けがされており、これが広告やテレビ業界では常識化されている。
ビデオリサーチ(視聴率調査など各種調査などをする調査会社)が設定している分け方で、
業界ではこの視聴者区分を「標準ターゲット」と呼ぶ。
「世帯」「個人全体」「男女4~12歳」「男女13~19歳」「男20歳以上」
「男20~34歳」「男35~49歳」「男50歳以上」「女20歳以上」
「女20~34歳」「女35~49歳」「女50歳以上」および「世帯主」「主婦」である。
これらは
「男20~34歳」:M1層「女20~34歳」:F1層
「男35~49歳」:M2層「女35~49歳」:F2層
「男50歳以上」 :M3層「女50歳以上」 :F3層
「男女13~19歳」:ティーン層と呼ばれている。
※Mは(Male、男性)、Fは(Female、女性)という意味である。
★テレビCMの料金体系
テレビCMは主にエリア内の世帯数(または人口)とタイムクラスによって
正規料金が決められています。実際は業種や需要関係、過去の取引実績などが大きなさを生みます。
本当に料金の変動が大きいので、そのつど広告代理店を通じての確認を。
(※テレビ局は直接取引をしませんので)
例えばタイムの場合、30秒枠1曜日提供・月額400万円(原則2クール:6ヶ月)
という形で売買される。
スポットは媒体料だけだが、いくつかのタイムクラスをセットで販売することが
局の都合で(誰もが欲しい時間に集中して来たら局は困るので)行われているので、
希望する枠だけを確保するのは難しい。
※「ノミ取り」といって有るにはあるのですが、目が向くほど高く付きます
またスポットCMは、時々の「視聴率1%あたりの単価であったり、本数であったり、
Aタイムの本数であったり 」が局ごとに違うため、ご説明するのがひじょうに難しい!
やはり、広告代理店に相談するのが1番です。
●季節によるスポットCM料金が変わりますので、(これは、簡単に説明できます)
繁忙期:3月(新年度・新生活期)
普通月:4月~6月(GW)
繁忙期:6月中旬~7月中旬(夏のボーナス期)
閑散期:7月下旬~8月(特に盆前盆中)
普通月:9月~11月初旬
繁忙期:11月中旬~12月初旬(冬のボーナス期・クリスマス・年末商戦期)
閑散期:12月中旬~2月
大晦日:正月は除く
★GRPでみる広告効果
(Gross Rating Point)
GRPは期間中に投下した広告に出した時の視聴率の合計です(総視聴率)。
例えばテレビでの広告投下量を量るとき、本数でカウントしてしまうと
「そのCMが流れた時間帯の視聴率」が全く勘案されないことになる。
そこで、そのCMがどれだけ視聴率を取ったかを累積した数字を使って
その効果性を表す単位としてGRPが用いられる。
例えば本数では同じ「CM100本の投下」であっても、
「視聴率6%の番組内に100本」(6%×100本=600GRP)投下する場合と、
「視聴率3%の番組内に100本」(3%×100本=300GRP)投下する場合
では、効果性に2倍以上の差がでます。
またGRPは全体を通して得られたリーチ×フリークエンシーという式があります。
例えばGRPが結果的に500%であって、リーチが50%だったとします
(つまり消費者の50%にあたる人々の前に広告を露出したということ)。
延べ数である500%をリーチの50%で割れば、
リーチ者に対し重複して露出した回数=フリークエンシーが出る。
リーチ・フリークエンシーはGRPも広告出稿量を表すための単位。
GRPや本数は物理的に把握できる単位ですが、あくまで「送り手側から見た量」。
これとは違い、「受けて側から見た量」(消費者の前に広告が露出した量)
を表すために、
・Reach(リーチ)広告の到達率のことをいい
その広告を見たまたは聴いた人(世帯)の拡がりを示す。
・Frequency(フリークエンシー)は広告の平均視聴頻度のことで、
その広告に接触した人(世帯)とが平均で何回見たまたは聴いたかという深さを示す。
リーチの単位が%であるのに対し、フリークエンシーは回数で表示される。
判りやすい表がありますので広告代理店に尋ねてください。

どれだけ
広告を打っても100%にならないのが、悲しい世の常です。
★スポットCMの取り方パターン
スポットCMを打つ場合、狙うターゲットによって押さえるべき曜日
・時間帯が概ね決めて下さい。
新聞のテレビ欄を広げて見て下さい。
放送したいところを鉛筆で囲むなり、塗りつぶすなりすれば、
呼称の意味がわかります。
●全日型
月~日曜日の朝から深夜の放送。⇒オールターゲットまたは主婦に向けて
●ヨの字型
平日の朝・昼・夜から深夜および土日の全日放送⇒成人(若年)男女に向けて
●逆L型
平日夜から深夜、土日全日の放送。⇒成人男女または男性有職者に向けて
●コの字型
平日朝と夜から深夜、土日全日放送。⇒成人男女または男性有職者に向けて(逆L型より比較的高年齢)
他に特定曜日集中の土タテ、日タテ「タテ型」、朝や深夜だけの「ヨコ型」、
土日全日と平日昼、平日深夜の「逆F型」、
有る番組に、時間に絞って出す「ノミ取り」などがある。
残念ながら上記の取り方は全日取り以外はすべて高くはなります。
誰をターゲットにするかによって、「全日」、「逆L」、「コの字」などの
パターンを選んでください。※予め広告代理店に聞いておいて下さい。
さすがにすべてのパターン案を、局は出しません。
(局は空き枠/コスト/GRPなど複雑な計算をしなければならないので、
広告代理店がある程度絞って局にプロモートします。)
広告代理店 http://www.a-ad.net
(書くのもたいへんでした、)
★テレビ媒体の特性とは
子供からファミリー、高齢者にまで影響力を発揮できる。
(字の読めない人でも、音がが聞こえない人も観る唯一の媒体です。)
全国規模で、その地方で、瞬時に広められる「速く、広く、強引に」、知らしめる媒体。
新商品の急速な認知の拡大や、広告主様のイメージの浸透や
イメージチェンジ、アップには非常に威力を発揮します。
音声と動画(視覚・聴覚)に訴えることにより、
商品やサービスの具体的な特長を訴求することができる。
また一般に媒体としての信頼が確立されており、
テレビという媒体に露出することで広告主や商品、
ブランドに対するメジャー感、信頼性も獲得できる。
一方でテレビによって流行が伝播、増幅されるという側面もあるため、
広告主や商品に対し、活動的で旬なイメージを持たせることができる。
マス4媒体(新聞・雑誌・ラジオ)の中で最も金嵩がかかりますが、
その分訴求効果は強力な媒体です。
★テレビCMの種類は「番組提供CM」(タイムとも呼ばれる。)と「スポットCM」に分けられる。
「タイム」は文字通り番組を提供する広告主がその番組中に挿入するCMのこと。
申し込みは基本的に2クール(6ヶ月)以上となっている。
「番組提供CM」が固定的・継続的に売買されるのに対し、
「スポットCM」は番組の合間(ステブレ)や番組の中(PT)に複数の時間帯や曜日を組み合わせるCMで、短期間(3日間とか1ヶ月間)
の申し込みもできる。
機能や効果も大きく違うため、使い分けが必要。
★番組提供CM(タイム)とは 広告主にとって「タイム」のメリットは、
●提供スポンサー(提供クレジット※番組の前か後に、提供は何々でしたと、
社名を声を出したり出さなかったりしますが、どこがメーンでお金を出しているか
判りますのでその気で聞いてください。もちろん声を出しているところがメーンですよ)
ということでの信頼感を醸成できること、
●番組内容の評価やイメージと相乗効果が見込めることである。
●視聴者の傾向(女性向け、年寄り向け、と言うふうに)で絞込みがスポットと比べて差がある。
マイナス面は、
●まず金額が高い。(電波料+番組制作料が含まれてきます)
●本数が少ない。(1曜日提供の場合ひと月4.3本しか流れない)
この不景気の時には
タイム(番組提供)より番組制作料を負担しないスポット広告に傾いています。
タイムも、放送するエリアによって(全国ネット)、
「ローカル提供」(各局エリア内のみの放送)に、
また番組スケジュールで、
「箱番組」(毎週同じ曜日・時間に流れる番組・・・ドラマなど)、
「ベルト番組」(月~金など週を通じて同じ時間帯で放送される番組・・・ニュースなど)、
「特番」(ある日、時間帯に特別枠を作って放送される番組)と分ける。
番組提供CMでは、1本のCMの長さは30秒
ただしCM素材の関係で15秒を2本流す(2階建て)と言う)ということもよくある)
1社単独提供の場合は、60秒の放送をすることもある。
★F1層、M1層とは
テレビでは視聴者について独特の区分けがされており、これが広告やテレビ業界では常識化されている。
ビデオリサーチ(視聴率調査など各種調査などをする調査会社)が設定している分け方で、
業界ではこの視聴者区分を「標準ターゲット」と呼ぶ。
「世帯」「個人全体」「男女4~12歳」「男女13~19歳」「男20歳以上」
「男20~34歳」「男35~49歳」「男50歳以上」「女20歳以上」
「女20~34歳」「女35~49歳」「女50歳以上」および「世帯主」「主婦」である。
これらは
「男20~34歳」:M1層「女20~34歳」:F1層
「男35~49歳」:M2層「女35~49歳」:F2層
「男50歳以上」 :M3層「女50歳以上」 :F3層
「男女13~19歳」:ティーン層と呼ばれている。
※Mは(Male、男性)、Fは(Female、女性)という意味である。
★テレビCMの料金体系
テレビCMは主にエリア内の世帯数(または人口)とタイムクラスによって
正規料金が決められています。実際は業種や需要関係、過去の取引実績などが大きなさを生みます。
本当に料金の変動が大きいので、そのつど広告代理店を通じての確認を。
(※テレビ局は直接取引をしませんので)
例えばタイムの場合、30秒枠1曜日提供・月額400万円(原則2クール:6ヶ月)
という形で売買される。
スポットは媒体料だけだが、いくつかのタイムクラスをセットで販売することが
局の都合で(誰もが欲しい時間に集中して来たら局は困るので)行われているので、
希望する枠だけを確保するのは難しい。
※「ノミ取り」といって有るにはあるのですが、目が向くほど高く付きます
またスポットCMは、時々の「視聴率1%あたりの単価であったり、本数であったり、
Aタイムの本数であったり 」が局ごとに違うため、ご説明するのがひじょうに難しい!
やはり、広告代理店に相談するのが1番です。
●季節によるスポットCM料金が変わりますので、(これは、簡単に説明できます)
繁忙期:3月(新年度・新生活期)
普通月:4月~6月(GW)
繁忙期:6月中旬~7月中旬(夏のボーナス期)
閑散期:7月下旬~8月(特に盆前盆中)
普通月:9月~11月初旬
繁忙期:11月中旬~12月初旬(冬のボーナス期・クリスマス・年末商戦期)
閑散期:12月中旬~2月
大晦日:正月は除く
★GRPでみる広告効果
(Gross Rating Point)
GRPは期間中に投下した広告に出した時の視聴率の合計です(総視聴率)。
例えばテレビでの広告投下量を量るとき、本数でカウントしてしまうと
「そのCMが流れた時間帯の視聴率」が全く勘案されないことになる。
そこで、そのCMがどれだけ視聴率を取ったかを累積した数字を使って
その効果性を表す単位としてGRPが用いられる。
例えば本数では同じ「CM100本の投下」であっても、
「視聴率6%の番組内に100本」(6%×100本=600GRP)投下する場合と、
「視聴率3%の番組内に100本」(3%×100本=300GRP)投下する場合
では、効果性に2倍以上の差がでます。
またGRPは全体を通して得られたリーチ×フリークエンシーという式があります。
例えばGRPが結果的に500%であって、リーチが50%だったとします
(つまり消費者の50%にあたる人々の前に広告を露出したということ)。
延べ数である500%をリーチの50%で割れば、
リーチ者に対し重複して露出した回数=フリークエンシーが出る。
リーチ・フリークエンシーはGRPも広告出稿量を表すための単位。
GRPや本数は物理的に把握できる単位ですが、あくまで「送り手側から見た量」。
これとは違い、「受けて側から見た量」(消費者の前に広告が露出した量)
を表すために、
・Reach(リーチ)広告の到達率のことをいい
その広告を見たまたは聴いた人(世帯)の拡がりを示す。
・Frequency(フリークエンシー)は広告の平均視聴頻度のことで、
その広告に接触した人(世帯)とが平均で何回見たまたは聴いたかという深さを示す。
リーチの単位が%であるのに対し、フリークエンシーは回数で表示される。
判りやすい表がありますので広告代理店に尋ねてください。

どれだけ
広告を打っても100%にならないのが、悲しい世の常です。
★スポットCMの取り方パターン
スポットCMを打つ場合、狙うターゲットによって押さえるべき曜日
・時間帯が概ね決めて下さい。
新聞のテレビ欄を広げて見て下さい。
放送したいところを鉛筆で囲むなり、塗りつぶすなりすれば、
呼称の意味がわかります。
●全日型
月~日曜日の朝から深夜の放送。⇒オールターゲットまたは主婦に向けて
●ヨの字型
平日の朝・昼・夜から深夜および土日の全日放送⇒成人(若年)男女に向けて
●逆L型
平日夜から深夜、土日全日の放送。⇒成人男女または男性有職者に向けて
●コの字型
平日朝と夜から深夜、土日全日放送。⇒成人男女または男性有職者に向けて(逆L型より比較的高年齢)
他に特定曜日集中の土タテ、日タテ「タテ型」、朝や深夜だけの「ヨコ型」、
土日全日と平日昼、平日深夜の「逆F型」、
有る番組に、時間に絞って出す「ノミ取り」などがある。
残念ながら上記の取り方は全日取り以外はすべて高くはなります。
誰をターゲットにするかによって、「全日」、「逆L」、「コの字」などの
パターンを選んでください。※予め広告代理店に聞いておいて下さい。
さすがにすべてのパターン案を、局は出しません。
(局は空き枠/コスト/GRPなど複雑な計算をしなければならないので、
広告代理店がある程度絞って局にプロモートします。)
広告代理店 http://www.a-ad.net

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